『記載不備』の最新事例研究
(プログラム)
1.サポート要件違反の事例1(知財高裁判決 平成20年3月6日)
<キーワード:実験データとパラメータクレームの整合>
フィルター装置に関する出願。実験データとパラメータクレームの整合が問題と
なった。追加実験が提出された。
2.サポート要件違反の事例2(知財高裁判決 平成20年3月3日)
<キーワード:国内優先権出願、効果的クレーム表現、技術常識の参酌>
3件の特許出願を優先権主張の基礎とした材料に関するPCT出願。効果的表現
の発明特定事項が、明細書に記載の実施例の実験データでサポートされているか
否かが問題となった。証拠文献が提出され、技術常識も参酌された。
3.サポート要件違反の事例3(知財高裁判決 平成20年2月29日)
<キーワード:PCT出願(外内)、医薬、機能的クレーム表現、技術常識の参酌>
PCT出願(優先権主張国:英国)の医薬発明に関する外内出願(外国語特許出
願)。機能的表現の発明特定事項が、明細書に記載の実施例の実験データでサポ
ートされているか否かが問題となった。証拠文献が提出され、技術常識も参酌さ
れた。
4.サポート要件違反の事例4(知財高裁判決 平成19年10月11日)
<キーワード: 外内出願、発明の効果と実験データの整合>
外内出願(優先権主張国:米国)の化学発明に関する出願。本願発明の効果が、
明細書に記載の実施例の実験データでサポートされているか否かが問題となった。 実験データが提出された。
5.実施可能要件違反の事例1(知財高裁判決 平成20年2月27日)
<キーワード: 外内出願、多数回の補正、装置発明の実施可能要件>
外内出願(優先権主張国:スイス)の装置に関する出願。装置における一連の手
順が、出願当初明細書等に記載されているか否かが問題となった。
6.実施可能要件違反の事例2(知財高裁判決 平成19年12月28日)
<キーワード: 外内出願、目的・効果と齟齬のある記載の存在>
外内出願(優先権主張国:EP)の組成物に関する出願。本願発明の目的・効果
と齟齬のある記載が、出願当初明細書等に記載されている場合の実施可能要件の
判断が問題となった。
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